三条ものづくり学校というものがあります。
「三条ものづくり学校は、2014年3月に閉校した南小学校を三条市が民間企業のノウハウを活かしてリノベーション・管理運営委託している施設です。
伝統ある優れた三条の地場技術に、デザインやアイデアを加え、三条のものづくりの事業の発展に寄与する拠点となることを目指します。」
閉校した小学校を再利用するという点と、地元企業とものづくりを取り組んでいるという点が個人的に理想的な取り組みです。
でも個人的にはもったいないところが多いと思ったので調べてみました。
思っていたのと違う
三条ものづくり大学という言葉から、ものづくりに関して活発に活動しているのかと思ってホームページを閲覧。あんまりものづくりをしているイメージが少なかった。
こんなモノづくりをしている!どんなモノづくりをした!だから俺たちとものづくりしようぜ!って雰囲気ではなかった。
コンテンツは以下の通り。気になる点を記述。
「日々是ものづくり」市内の会社がどんな会社なのかというものを発信している。その会社の苦労話とか将来の不安みたいなこと。そういう強みをつなげる活動や、悩みを解決する活動を皆で取り組んで欲しいよね。
「カワコッチ」ものづくり集団の紹介。ものづくりの試作を検討している人の利用を想定しているのかな。ものづくりを相談したい人がいるとして、相談用紙のフォーマットがあったほうが相談しやすい。ものづくりの試作を企業向けと個人の両方扱っているなら窓口を分けたほうがいいかもしれない。
ホームページだけだとほとんど活用していないように見えたけどFBとかだと活発に活動していた。
「三条市技術データベース」三条市の企業の分析を東京の偉い人が分析している。
偉い人にお願いしてそれっぽく分析してもらって、それっぽく整えただけな感じがする。その道の実績のある人の名前を借りてやっても、その人が全面的に継続的に関わってくれないのなら意味がない。記事が当初から増えてないのかもしれない。日々是ものづくりで気になった企業があっても三条市地場技術ネットワークに掲載されないなら役割をはたしていないのではと思う。
日々是ものづくり、かわこっち(ホームページ)で似たコンテンツであるインタビュー記事掲載されているがホームページに来る人がどんなニーズかわからないがインタビュー記事を片っ端から読まないと目的の企業にたどり着かないのは骨が折れる。
「people」コワーキングスペースを利用している人。利用者名と活動内容を一覧にしないと仕事に結びつかない。一個ずつクリックして仕事内容を調べて回るのは新規にはきつい。
ホームページに訪問しても、実際にものづくりを達成した人は少ないと思う。
ものづくりをしたい人の動線が一切ない。「ものづくりしたい」→「コンテンツ」→「会社の苦労話とか聞かされても」「どう相談すれば?俺たちはこんなことできるぜ!ってのはわかったが知識がない人間には相談の仕方もわからない。」「偉い人の企業分析、一個ずつクリックしていかないといけないめんどくさい。高い技術のある企業自慢」「コワーキングスペースを利用している人がどんな人なのか一個ずつクリックするのも検索するもの面倒くさい」「ものづくり掲示板は使っている人いるのか?一件だけ見切れてる」「factoriumの突っ込みをしたいけど、それ以前にこれは燕市の企業しかいないのか?と個人的に三条人は思ってしまう。」
ものづくりが活発になることはなく、東京のコワーキングスペースでの収入を得る会社の売り上げを上げるだけになっている気がする。もっと能動的にブラッシュアップしないといけないと思う。たまたまかもしれないけど三条ものづくり学校が話題になったことがここ数年一度もない。ホントに悔しく思う。
勘ぐってしまう成り立ち
三条市が、閉鎖する小学校の運営方法とものづくりでいい運用ないかなと考えてググって、いい感じのが東京にあります。なんかコンセプトもものづくりを促進するなんてイメージとぴったりでそれっぽい枠組みだけ作られて放置。コワーキングの利用料だけ吸い上げられている状態なのかな。
結局自分たちで能動的にやらないと食い物にされるだけ。ホームページを東京の偉い人が設計しているから間違いないと思うのは間違い。
姉妹校が閉館してる
ちなみに東京の姉妹校は2022年5月に自治体との契約が切れて閉校している。市が求めている効果を得られていないことが理由。東京は仕事があるからうまくいきやすい。うまくいく人は自分のオフィスを持つためにもっといい別の自治体に行ってしまうためだとか。
まとめ
三条ものづくり学校のコンセプトはすごく魅力的だと思った。でもコンセプトだけでものづくりを活発にするような仕組みは出来ていないと感じた。
利用者を想定して作り直す必要がある。
入居者にホームページを作れる人がいるなら改善したほうがいいかもしれない。
ものづくりをどんどん活発になればうれしいですな。
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