ビジネスマッチングがうまくいかない

ビジネスマッチングの取り組みは需要がある。

中小企業には技術力が高くて営業力のない企業が多くいるから、需要と供給をつなげるサービスは求められている。でも、ビジネスマッチングをしてもあまり手ごたえを感じていない。

仲介役も含めた当事者が、やっぱり他人事感があるせいかもしれない。

例えば三条市の企業も、市外の企業も、仲介役もそこまで踏み込んで取り組んでいないからかもしれない。とりあえずマッチングして、終わってブラッシュアップしていない。仲介屋にセールスされて、そこまで乗り気でない企業と、紹介するとこまでが仕事だと思っている仲介屋。結果は自分達のせいではないと思っている。

三条市の企業にはビジネスマッチングをうまくいかして、もっと売り上げを伸ばして、庶民の給与を上げてほしい。

三条市のビジネスマッチングがうまくいかないことを考察する

ビジネスマッチングのサイトの利用者が少ない。

いろいろ三条市のビジネスマッチングをしているところがあるけど、そういうのに携わる仕事をしてこなかったせいかもしれないけど聞いたことがないところでサービス提供しているところが多い。

商工会議所や、ものづくり学校、金融機関、地場産業センター、商工中金などなどがビジネスマッチングをしているが地元ではそんな話を聞くことがない。ビジネスマッチングサービスを使って問題解決できたという成功体験を聞かない。

燕三条に依頼する人はどういう人が多いだろうか?地場産業センターのビジネスマッチングでお客様の声が書いてあった。総数ではないかもしれないけど9件は寂しいのと、ホームページを見てという声はほとんどない。地場産を紹介されたとか燕三条でやろうと思っていた。

ネット上で燕三条のビジネスマッチングのサイトが検索されやすくする必要もあるかもしれない。

問い合わせ業者にやさしい仕組みになっているか?

仲介業者本位な条件が多いかもしれない。

見積もりは一社まで。というのは問い合わせするにもハードルが高い。今回はダメでしたとか、謝りに行ったり結果報告の手間がかかるのはわかるけど利用者には優しくない。

見積もり後は直接やり取りしてくれ。でも、統計はとっているから結果は教えて。最後まで面倒見てほしいと思うけどな。

時間と費用の目安があったほうがいいのでは?

加工依頼するときは初期費用が発生する。問い合わせに来る人は、まったく知識が少ない人かもしれない。どれくらい時間がかかるとか、費用がどういうときどれくらいかかる。参考であり確定値ではない。くらい教えてあげたほうが安心して相談できる。

テンプレートがあったほうがわかりやすい

問い合わせは具体的に書いてくれ。とあるがある程度テンプレートを用意してあげたほうが、話はスムーズに進むのでは?こちらが知りたい情報をあちらが考えていなかったなら話が一向に進まない。

三条市の業者との連携が取れていない

三条市の工場とつなげるサービスだが、当事者の三条市の会社はビジネスマッチングを利用して利益を増やすというマインドがない。

毎月サービスについて説明して認知を上げないといけないかもしれない。三条新聞とかを利用するのもいいかもしれない。とりあえず認知度が低い。

また、三条市の業者が何をすることが出来て、何を求めているのかを情報収集できていない。

・どんな強みを持っているのか?それが県内であれば通じる強みなのか?世界に通じる強みなのか?

ただ溶接できます、プレスできますというのは弱い強み。サプライチェーンの関係で市内や県内なら強みとして強調できるけど、世界とかには難しい。強みを正確に把握することが必要。

・販売、仕入れを強化したいのか?現在の生産しているものをもっとたくさん売って儲けたいのか、もっと安く仕入れて費用を抑えたいのか?

・仕事を合理化したいのか?ITを入れて効率化をはかりたいのか?

・新製品を作りたいのか?

・新事業を始めたいのか?

・物流を強化したいのか?

三条市の会社をどのようにビジネスマッチングをしたいのかを把握しないままビジネスマッチングという言葉を使っているのではないかと思ってしまう。

県外の企業とビジネスマッチングを出来るというのは、それだけが正解ではないと思う。ニーズがあってプロジェクトがあって、市内の企業と連携する中で足りない技術を外部から技術支援をしてもらったり。

三条市内のビジネスマッチングの在り方が視野が狭く感じる。三条市は販売力がない。県外の百貨店から助けてもらおうというイメージが強い。逆に三条の企業が県外の企業に外注するということを想定されていないのが、技術の発展を阻害している気がする。

三条市の企業とビジネスマッチングしたい人向けの情報発信が出来ているか?

三条市外の人が三条市の企業に何を求めているだろうか?

燕三条ブランド。洋食器、アウトドア、利器刀匠具。金属加工が得意。そういったものが三条市には期待されている。

そこをメインに情報発信する。それ以外にはターゲットを選定した情報発信をする。

・百貨店向けに、高級品を作って情報発信する。ノウハウがない部分は伊勢丹などの担当者から研修を行ってもらい、百貨店がどういう視点で商品を探しているのか知識を得る。それに基づいた商品開発を行う。「越品」とかのストーリーを作り出せるようなビジュアル、ターゲット、ストーリーを意識する。

・技術を市外へ発信する。三条市の企業の特殊な技術を情報発信する。例えばマグネシウム加工が、アルミより軽くて剛性が高いことを発信する。

・こちらから情報を発信するというのも面白い。個人的にはソーラーカーや気球を市内で作ってアクティビティで利用してほしい野望があるわけだが、三条市内の企業ではノウハウが無いから、市外の企業とたりない技術をビジネスマッチングするというのも考える。

・若手経営者向けの情報発信。金額を低額にして試作品代行サービス。手続きがめちゃくちゃシンプルになるように情報発信する。ベンチャー企業の誘致などにもつながるようなサービス展開を考える。

・個人のお悩み相談から新製品の開発に繋がることもある。ヤフー知恵袋のような悩みを書いてもらって、そこから悩みを解決する商品を開発していく。個人向けビジネスマッチングという取り組み。

ビジネスマッチングのマネタライズ

ビジネスマッチングでマネタライズはしてはいけない。

利用者からお金を直接もらうと利用者が減って利用されないサービスになる。利用者が増えてさばききれなくなったら検討する。

基本的にはアフィリエイト収益やスポンサー、自治体からの補助金などで運営したほうがいい。利用者が増えないと話にならない。

実績を多く掲載する。

実績を多くポイントごとに掲載する。なんで燕三条なのか、なんでその企業を選んだのか?どのような手続きが必要で手間がどれくらいかかったのか?どこがよかったのか?

これらをビジネスマッチングに興味がある人に向けて発信する。同じような悩みや決め手を持っている人に共感してもらったり、三条でできたことを発信する。

まとめ

思いのたけを吐き出した感じだが、ビジネスマッチングのサイトや取り組みがたくさんあるけど、素人目線では全然使いたいと思わない。

厳しいことを言うと、他の県のビジネスマッチングのサイトを見るとどうやっても真似が出来ないものが多くある。でも三条市のビジネスマッチングのサイトで掲載されているのは、加工するための機械があれば出来てしまうものが多い気がする。取引先の企業が中国とかへ生産拠点が移ってしまったのは、真似をしやすい製品を取り扱ってきたからです。

もっと技術も磨いていかないといけない。三条市のビジネスマッチングのサイトでは、そういった新技術や、これから必要とされていく技術の記事などを掲載していくのも必要な取り組みかもしれない。

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