三条市は三大刃物産地と言われているが、他の産地と比べると非常に見劣りすると感じた。
刃物と言えば包丁というイメージが強いせいか包丁のシャアが低いことは産地として劣っているのかな思っていました。
でも、刃物というのは包丁だけではない。三条市の企業が作る「斧」が素晴らしいと感じたので紹介したい。
伝統的な技術で作る斧
一般的には斧を利用する人は少ない。
なので、もしかしたら斧というと「マサカリ」を担いだ金太郎をイメージするかもしれないが、三条市で作っているのは柄の長さが50センチくらいで刃の部分が10センチ程度のサイズで、片手でも扱えるものです。
主にキャンプで利用することが多く、キャンプや焚火、ブッシュクラフトなどで利用されます。薪を燃えやすい小さいサイズに割るために使うのが多いと思います。最近では薪ストーブを利用される人もいらっしゃるので家庭用で使う人もいると思います。
そんな斧を三条市の伝統的な鍛冶技術である「越後三条打刃物」として制作しているのが水野製作所さんです。
水野製作所の斧の特徴
水野製作所さんの斧は品質が高く、見た目が美しく、デザインに込められている意味に歴史を感じることが出来ます。
品質が高い
三条市の伝統的な鍛冶技術で一本ずつ丁寧に作られており高い品質です。
大量生産では出せない切れ味があります。
ステンレスから型を抜いて成形しているわけではなく、鍛造で成形してるので密度が高く固く仕上がっています。
伝統的な鍛造技術によって高い品質で作られています。
見た目が美しい
伝統的な技術によって作られた刃の美しさもありますが、柄の加工も美しく仕上がっています。
焼き柄によって仕上げられた柄は、一本一本味のある仕上がりになっています。
着色によって色付けをしているのではなく、実際に火に入れて乾拭きで仕上げることで商品ごとの木目から個性を感じることが出来ます。
伝統的な技術からくる独特な美しさを感じることが出来ます。
歴史を感じるデザイン
水野製作所で作られた斧は歴史を感じるデザインになっています。
伝統的な製法で作られた斧には溝が入っています。溝はただのデザインではなくて一本一本に八百万に神が宿っていると言われています。
左に3本の溝、右に4本の溝。それぞれに神が宿っていると言われており、イザナミやアマテラスノオオミカミなど古事記で登場する日本の神を表しているそうです。
技術的なデザインというのではなくて、歴史的な意味のあるデザインがより味わい深いものニしています。
まとめ
伝統工芸品である「越後三条打刃物」の人気商品について調べた。
三条市の水野製作所の全鋼馬斧は、刃部分もそうだが柄の部分も美しい商品だと思うし、斧に入っている溝が持っているストーリーもカッコよく満足度の高い商品だと思った。
歴史あるストーリーを感じることのできる商品は、いい商品ですよね。
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