三条市のバイオマス発電所は絵にかいた餅

三条市の林業について考えてみた。

林業とは何をしているのか自治体から依頼されて、森の保全のために森林の気を間引いて保全に努める。また、自分の山を持っているなら計画的に木を育てて伐採して卸すというのが林業のイメージ。詳しくないので想像が多いです。

なり手が少ない産業で本業でやっている人はほとんどいない。

三条もバイオマス発電所の話がなかったら力を入れる必要のない産業で、自治体の依頼で森林の間伐で十分な仕事だったかもしれない。

でも、バイオマス発電所を作って林業に雇用を産ませると宣言しているので突っ込みたくなった。

バイオマス発電所計画は全体の絵を描き切れていない

バイオマス発電所を作れば林業が発達する。と思って作っただけだから足りないところが多すぎる。

どこからどれだけ調達する?どこへどうやって電気を使ってもらう?というのを決めないでスタートしてあとはやりながら形にすればいいという見切り発車な計画。

林業のテコ入れは行わないのでは?

市内で林業を調達するには先に林業に先行投資するべきだった。発電所を作ってから林業では遅すぎて、他県で調達できればそれでいいと思っている気がする。8割を地域で調達するというのは三条市で調達するわけではないという言葉は、林業の雇用を活性化するということと矛盾している。

でも、その言葉が出てくるということは、林業に対するテコ入れを行う気がないと思われる。

また、栄の森林を調査するにも忙しいという発言からも林業に対するテコ入れが行われないと思われる。

電気の使い道

作った電気もどうしたいのか絵を描き切れていない。発電所は60億かけて作られた。作った電気は市内の16施設だけでしか使っていない。1万世帯を賄う電気をそれだけしか使わないというのは、費用対効果が悪い。設備利用者がどれくらいいる施設なのかわからないけど、もっと他に使い道がなかったのだろうか。

まとめ

大きな計画としてバイオマス発電は賛同できる。

でも計画と現実に大きな乖離があり、運営している人も何をしたいのかわかっていないのではと疑問が生まれる。

今後、こういうのも含めて財務内容を詳しく発信してもらいたいと思う。

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