三条市の空き家問題を改善する方法を考えてみる。
少子高齢化が進み田舎町の人口は減少している。
三条市も毎年1,000人くらい減少しており空き家が増えるし、若年層の流出が止まらない。
それらの問題を改善しないといけない。
それらを解決するために移住者向けの空き家利用について考える必要がある。
今回は三条市への移住を検討している独身の方向けの空き家提供について深堀したい。
三条市の移住を検討している独身の方へ空き家を提供するためのニーズの考察とそれにマッチする空き家の情報提供を方法を考え、ロードマップを作成してみる。
三条市への移住を検討している人は住居に何を求めるか？
ターゲットの選定理由
ターゲットの選定を明確にすることで成約率がアップする。
誰に対してもマッチするような情報では、決めてにかける。
移住したい向けの情報で、空き家情報を流すよりも、独身移住者に向けて空き家情報と三条市で出来る仕事や収入についての情報を併せて発信したほうが心に刺さりやすい。
まずは、ターゲットを選定する必要がある。
今回は三条市の移住を検討している独身の方に向けての空き家提供について考察している。
なぜ移住を検討している独身の方に絞るのは、三条市では若年層の人口減少が進んでいるからです。
独身向けの方であれば20代、30代の割合が多く地方移住に関してもフットワークを軽く検討出来ると思ったからです。
移住に対する心理的ハードルが低く、三条市の少なくなった人口セグメントを強化しやすい若年層を取り込むために独身向けの空き家情報提供について考察する。
住居に対して何を求めているか？
独身の方は狭くて、老朽化が進んでいても家賃が低ければ許容が出来る。もちろん住むための最低限の見た目が必要ではあるがある程度の不便は許容してもらえる。箇条書きでまとめると、
・家賃が安い。
・建物の見た目は最低限でいい。
・多少の不便は許容できる。
・生活の質が上がるような経験が出来る
・人によっては野菜を自分で育てたり魚を取ったり、猟をしたいなんてニーズもあるかもしれない。
これが全てではないと思うけど、家賃が低いが一番重要な要素だと思われる。
独身移住者はどんな情報を求めているか？
生活が出来るか？
未知の土地で生活が出来るかというのは気になるところです。生活するうえで気になる情報や、知っておかないといけない情報を空き家ごとにまとめる。
・コンビニ、スーパー、ホームセンターや医者の立地
・積雪量や雪かきに必須アイテム
・スノータイヤの交換。車の管理を一手に引き受けるサービスの案内など。
・車が必要。電車もないバスもないので移動手段がない。
・収入に関する情報。下田で働く場所は限られる。三条市内でも限られる。工場勤務なら毎月の給与が手取り10万円くらいの会社もあるし、メリットもあってストレスはほとんどないなど。副業収入が月5万円以上稼げているとか、自分で三条に会社を企業するくらいの人でないと収入に不安があると思う。
将来に不安が残らないか？
・収入の話の続きになるが貯金が出来るくらいの収入がないと将来に不安が残る。
・貯金が出来ていないと結婚もできないし出会いの場にも出れない。
・出会いがあるのか？工場勤務では若い女性は少ない。
経験が出来るか？
・町おこしのイベントやプロジェクトを達成できるなど他の自治体で出来ない取り組みが出来ないと選んでもらえない。
・ほかの町で出来ないアクティビティが出来ないと選んでもらえない。魅力的な休日の過ごし方が出来る仕組みづくりが必要かもしれない。
・人によっては野菜を自分で育てたり魚を取ったり、猟をしたいなんてニーズもあるかもしれない。
人とつながることが出来るか？
・移住者専用コミュニティや移住者と地元民の交流コミュニティなどを作って活発に利用してもらえないと人とつながることが出来ない。
活気のある生活が出来るか？
・実績を残す生活が出来れば活気が出来てくる。イベントを起こして今は毎年1,000人規模のものになりました。とか空き家を改装して人が毎年100組利用してくれるとか行動の結果が見える活動をする必要がある。
三条市の移住活動はどんなロードマップになるか？
情報発信について
情報発信についての考え方は完全に僕の偏見でしかないけど思いつくものをまとめる。
・空き家の情報へたどり着く動線を考える。三条市の移住を考えている人は「三条市 移住」「三条市 空き家」「三条市 賃貸」という単語を調べると思う。想定しているターゲットがどんな言葉でどうやって調べるかを想像しながらブログなりツイッターなりで情報を発信する必要がある。
・生活感がありすぎるものや逆に生活がイメージ出来ないものは効果がない。廃墟と思われても仕方がない写真では生活できるか不安になるし、逆に生活感がありすぎる写真は「よそのばあちゃんち感」が出て住みづらいイメージがある。建物の写真を撮るのにもある程度片付けたりきれいにしてからの方がいいかもしれない。住みたいと少しでも思わせて、なお嘘を交えないようにしないといけないと思う。
・実際生活してみる写真などを上げて空き家生活が快適である点や気を付けないといけない点を発信してみるのもいいかもしれない。
・冬の三条市は県外の人にすると未知の世界である。雪かきやタイヤの交換など大変な面も積極的に情報発信する必要がある。
・実際住んでみないとわからないことも多くある。宿泊という形でお試ししてもらう必要があると思う。住んでみてイメージと違ったら三条市に悪い印象を与えてしまう。
・家賃を安く抑えたいニーズを満たすのと、人との交流をしてもらうためにシェアハウスにして複数で利用してもらうのがいいと思う。
・農業、釣り、猟という経験を求めている人もいる。畑付きの家や、釣りのスポットや、猟が出来る仕組みなどを作って情報発信するのもメリットがあるかもしれない。作った野菜と猟でとった肉を交換したり自給自足と言える生活が出来る仕組みが出来ればいい経験になると思う。
建物について
・独身向けでルームシェアが理想的なので、部屋の鍵をつけるくらいの設備で十分な気もする。
・大きなリフォームは必要ないけれど壊れそうな印象や隙間風が寒い印象を与えるほどなら補修は必要だと思う。
受付の簡素化
・ホームページで詳しくは連絡をください。というのはそれだけで機会を減らしていると思う。出来るだけ細かく情報を発信してあとは申し込みくらいの情報量なら成約率も上がるし、事務担当も電話応対の手間が減ると思う。書類を減らすことで双方の負担が減るので受付は簡素に出来るように取り組む必要がある。
・車を購入しないと生活が出来ないがずっと住むかも正直わからない。結婚したり生活状況が変われば変化する。車は三条市内の自動車リースをしているところを紹介してタイヤ交換や車検などの事務を減らしてあげるといいかもしれない。
満足感をえられるか
・公式アプリに入れて生活に必要な情報を提供する。雪が予想されるならタイヤ交換を促したり、雪かきが必要になりそうとか、道具を確認するとかを移住者向けに伝えてあげる必要がある。
・生活することがしっかりできて、実績を残して、三条市で配偶者を見つけることが出来れば理想的です。例えば副業としてプロジェクトの企画と参加をしてもらう、企画参加者と交流をして出会いになれば満足感を得てもらえるかもしれない。
まとめ
三条市に移住を検討している独身の方向けにどうやって空き家情報を発信するか考察した。
どんな情報を欲しているか？どの程度なら許容できるか？など完全に個人の偏見が入っているけど仮定をし行動しないと前に進まないので例え少数派でも思ったことを口に出していきたい。
誰に向けてでもない情報発信が何か変化を与えることが出来ればなと思います。
コメント