三条市の移住と空き家問題
三条市の移住に関して空き家という選択肢があると思うけどなかなか活用が進まない。
空き家利用のターゲットと現在の問題点を考察する。また、思いつく限りの空き家の活用の幅を考えてみる。
空き家を選ぶ理由の考察
空き家を選ぶ人はどんな考えを持っているだろうか。
空き家を選ぶ理由を挙げてみる。
- 家賃を安くしたい
- 安く住居を手に入れたい
- 借家を安く利用したい
これから三条市に住む人や、すでに住んでいる人にニーズがあると考えられる。
更に深堀してみる。どんな人がターゲットになるのだろうか
- 三条市に移住を検討している人。独り身で安く抑えたい。
- 新築するのはコスパが悪い。中古を安く手に入れてリノベーションしたい。
- 子供が大きくなったけど新築は経済的に手を出したくない。
仮想ターゲットを設定したうえでニーズに合わせた空き家の利用を考察してみる。
ニーズに合わせた空き家の利用
設定した仮想ターゲットからニーズに合わせた空き家の利用を考える。
三条市への移住を検討している独身にはルームシェア
三条市の移住を検討している独身の方は、多少設備が古くても安い家賃であれば空き家の利用を検討してもらえると思う。
結婚したら生活拠点も変わるので、独身向けの空き家利用はルームシェアのような複数人で利用してもらう。
ルームシェアで利用してもらうメリットは、
・同年代の人と生活することでコミュニケーションが生まれる
・複数人で利用するので、月4万円の施設なら4人なら一人1万円で済む
・部屋数がある。
・一人当たりの利用が安くすむので、多少ボロボロでも許容してもらえる。
移住検討している独身の方にはルームシェアが出来る物件がニーズがあると思う。
プライバシーのために部屋ごとにカギを付けるなどの工事だけで済むので設備投資も少なくて済む。
立地について気になることもあると思う。
・スーパーやコンビニなどの立地。生活雑貨がどこで揃うか。
・仕事はどこでどれくらいの金額の収入になるのか
独身や既婚で気になるものが変わってくる。
中古住宅をリノベーションしたい
中古住宅をリノベーションをしたい人も多くいる。そんな人が求めているのは安く物件を手に入れることです。
個人的な見解でどんなくらいなら空き家を購入検討してくれるか考察してみる。
・土地建物込みで600万くらいがぼーだーラインかなと考察する。
・トイレ、風呂、キッチンは手を入れたい。200万~300万くらいをリフォーム代として組み込んでいる。
・総費用が1,000万~1,500万。この辺りが、超えたくない上限に設定している。設定上限を超えたら新築の方がいいと考えている。
中古住宅を購入する方は結婚している方も多いと思う。物件の立地にも気を配らないといけない。
・生活インフラであるものの立地。コンビニ、スーパー、ホームセンター等。
・学校や市役所の立地
・ウーバーイーツや出前など配達の可不可。
・通販くらいは出来る。
・交通インフラ。子供の通学など。
・冬場など出勤するのにどれくらい支障がきたすか。
既婚者になると気にしないといけない項目も増えてくる。また、新築と比べて安くて満足感が高いものを手に入れたいという欲求を満たす必要がある。
子供が大きくなって一軒家が欲しい
子供が大きくなってくるとアパートなどはのびのび暮らせなくなってくる。一軒家が欲しいというニーズが増えてくる。
そんな世帯が求めてるのは中古物件のリノベーションと被っていることもあるけど、借家でもニーズがある。
・住宅ローンは経済的に厳しい。家賃がアパート並みである。
・広くて近所に迷惑かけづらい。
・学校に行く動線がある
・病院等が行きやすい
可処分所得が減っていく中で住宅ローンを組むのも厳しくなっていく。金融機関の売上も少なくなってきて住宅ローンの商品設計も無理な作りになっていくように感じる。
多少古くても子供が通学できる家で、アパート並みの家賃で住宅を借りられるならニーズがあると思う。
三条市で空き家が選ばれない理由
空き家がこれだけ増えていく中で借りて見つかりづらいなら何が問題であるか考察してみる。
・空き家で多少のボロさは覚悟しているけど想像以上にぼろい。
・生活インフラが整っていない。もしくは実情をイメージしづらい情報しかない。
・汲み取り式とあるが所謂ボットン便所は嫌。
・雪だと生活が厳しい。
・雪の時の生活が気になる。雪かきや車のタイヤ交換をどうすればいいのか?
・生活するのに収入がどうなっているのか?個人的には簡単に手に入る仕事は収入が少ない。副業もある人でないと将来を見据えた生活は難しいと思う。
個人的な考察であるので多数の意見ではありません。でも最低一人はこんな印象を持っている状態です。
思いつくニーズと空き家利用
個人駅には空き家の活用に関しては可能性がある。すでに住むための箱は用意されているので考え方によっては人を呼び込むことも可能だと思います。思いつく限りの新たにニーズを考えてみる
- 別荘としての空き家。さすがにメインで済むには生活インフラが心もとない。けれど休日に過ごす分には十分な物件であれば借りても見つかるし三条市の広告にもなりうる。
- 家電を試したい。住宅を検討している人の中では興味があるけど購入して使ってみるまで分からない家電も多くあると思う。よく聞く話で食洗器は「ミーレ」を検討しているけど日本製じゃないし使ってみないと不安。なんて話もよく聞く。そんな人向けに海外製家電を中心に取り揃えた物件にして宿泊してもらうのも宣伝になる。
- 設備を試したい。風呂の設備とかも使ってみないとわからないものが多くある。住設メーカーとコラボして試しに使ってもらうために導入するのもいいかもしれない。
- 作業場としての空き家。日曜大工するのに道具を一式そろえるのはコスパが悪い。けれどホームセンターの道具貸し出しは落ち着かない。日曜大工のために一日貸出するというのもニーズがあると思う。初めて使う道具が多いと思うので道具の利用に関する資料も添えて貸し出してあげるといいかもしれない。
- 宿泊施設としての空き家。学生はお金がない。空き家を宿泊施設として利用するのに、一人いくらで貸し出すのではなくて、一軒いくらで貸し出せば学生も安く借りることが出来ていいかもしれない。一泊1万円でも5人とかで泊まれば一人2千円で泊まることが出来る。
- 荷物置き場として空き家を利用。近くでキャンプする人も多くいると思う。都内では場所をとるから荷物が邪魔だけどもこっちでキャンプをするために荷物を預けたままにしたいニーズもあるかもしれない。一人月2千円でも40組で月8万円の収入になる。
- 動物と生活できる。理想では保健所で処分されるような動物の受け皿になるような施設になれば理想。保健所が動物を処分しなくてはいけないのは利益が無いからである。賛否両論な言い方になる可能性があるけど、動物自体にもお金を稼いでもらえれば処分されることもない。保健所で処分されるような動物を世話できる宿泊施設を作って運営に回すのも社会貢献になるかもしれない。また、柵でおおってペットを放し飼いに出来るような庭付き物件の貸し出しもニーズがあるかもしれない。アメリカの一軒家みたいにでかい庭とペットとバーベキューが理想的です。
まとめ
三条市に移住するのに空き家という選択肢があるけど、空き家の利用はなかなか進まない。
進まない理由は、ターゲットを絞った情報発信とアクションがユーザーに届いていないからかもしれない。
ターゲットとニーズと情報発信を地道にやっていかないと空き家問題はなかなか改善しない。
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