三条市の地域ごとの農業についてみてみる。
三条市の農業を見てみて儲かる農業の方向性が見えてきた。
儲かる農業をしている農家の特徴
三条市で儲かる農家の特徴は
・5ha以上でそこそこの規模。
・米以外の利益率が高いものを作っている。
実際、大島と福島は販売額が他と比べて高い。10ha以上の耕地だったり果樹の栽培が盛んだったりする。
三条市は小規模で販売力がない農家や、兼業でやっている方が多いからか利益が出ているところがほとんどない。
畑や果樹が利益率が高いのに対して、米は一反あたり数万円の利益しか得られない。国の買取価格や農協の買取価格では利益を上げるのが難しい。小規模でしか水田を耕すことが出来ないなら一反あたりの利益率を上げないと農業で食べていくことが出来ない。
下田地区は農業が盛んなイメージがあったが、小規模の農家が多く利益を上げることが出来ていない。
特に下田地区は全体的に、小規模の農家が多く農業で生計を立てている人がいるのか不安になるレベル。5ha未満が9割以上を占めている。利益率の高い畑の割合6%くらいある。比較的に畑の割合が多いもの農業だけで生活できるほどの売り上げを上げていない。小遣い稼ぐ程度の規模であると推測される。
小規模でも利益が出るように高付加価値でやるか、田圃を耕すところを増やすかしないと利益が出ない。
農業で儲かる方法を考えてみる
農家の人は過剰な設備を持っていると思う。1700くらいある農家がほとんどすべて田植え機、コンバイン、トラクターを持っている。耕地面積から判断すると機械は5分の1とかでも十分かもしれない。
浮いた人員を、加工や畜産、畑といった農業にコンバートする方がいいかもしれない。
自分の土地を手放すことは出来ないので、投資信託のように自分の田圃を投資のように預けて他の人に運用してもらって収益を得て、自分たちは加工や畜産で他の収入を得るようにする。
農業の難しいところで、会社経営のように部署ごとに仕事を割り当てることが出来れば農業も衰退することがなかった。会社経営のように人材配置をすることが出来ればなぁ。
いきなり大規模でやってもうまくいかないのでスモールモデルで初めてうまくいくなら他の人も真似をする。楽に利益を得ることが出来れば興味を持ってくれるかもしれない。
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