三条市の産業の発展について考える

ものづくりの町としてブランディングをしている三条市です。

三条市のものづくりはハードの部分に特化していて、ソフト面が弱いと思う。

ハード面の強さを生かして、ソフト面に強いところを協力できれば発展できるのかもしれない。

そういう視点でビジネスマッチングを考えてみるといいかもしれない。

ハード面に強い三条市

三条市は製造業のハード面での加工は強い。単純加工の板を切断する、軸を溶接でつなげる、研磨してきれいに仕上げる。製造におけるハード面が強い。アイデア商品でヒット商品を出すこともあるが技術的に真似をしやすいというデメリットがあることから、最後は価格競争になってしまう。

半面、ソフト面ではあまり目立った企業がいない。アプリ開発といったIT系の企業や、複雑な形状の機械部品を組み合わせて動く機構、それの設計といったもの。

業務管理を手書きで行っているところも少なくない。それくらいソフトといったものに対して苦手意識がある。

ビジネスマッチングはそういう視点で行ってもいいかもしれない。

三条市立大学との提携

わざわざ三条市外とビジネスマッチングを行わなくてもいい。地元の大学と事業を創出すればいい。

実現可能性は置いといて、個人的にはソーラーカーを作って欲しい。シンプルで安価なソーラーカーを。

・移住してきた人は車を持たない人もいる。とりあえずの移動手段として車が必要。いきなり百万単位はきつい。移住するために借金するのはハードルが高い。利便性はともかく安価であればニーズがある。

・三条市立大学や三条市として管理して低額でリースしてもいいかもしれない。毎月数千円とかで借りれたらありがたい。

・原油高、再エネなどエネルギー問題の解決の一つ

・三条市立大学に太陽電池に知見がある人がいる。また、歯車など機構に対する知見を有する人もいる。

・学生が作って改良していくものが町に流通していくのはワクワクする。

・蓄電池、モーターは出来上がっているもの。エネルギー効率、コスト、シンプルな加工と組み立てを意識すればいい。

・移住者などを想定すると利用者がファミリー向けとは限らない。一人乗りで荷物を載せることが出来るくらいの重量でいいかもしれない。

こんなん作りたいと企画を作って、三条市立大学に持ち込み、三条市内で意見を募って、作り上げる。プロジェクトを立ち上げて、とりあえず形にするのに1年とかを目安にする。だらだらと進まない企画は飽きてしまう。そういえばあれってまだやっているの?と思われるとダメ。

バイオマス発電所は気が付いていたら出来ていた。

三条市立大学の懸念事項

技術にたいして守秘義務など、書類上の手続きが大変だと思う。町工場の人間が、書類などの手続きするのに嫌になるのが目に見えている。

ルールを整える必要がある

・手続きを簡略的にする

・仲介役を雇う

三条市立大学の人間と町の工場の人間は多分、そりが合わない。共通の言語で話す意識をすることもないし、スムーズにコミュニケーションが進まないことはお互いの態度に出てしまうので、険悪になってしまうのは目に見えている。また、手続きは何枚書類を書かすのか?と憤慨する町工場の人間が出てくることも容易に予想できる。

お互いの言い分を翻訳し、手続きを代行してもらうルールを作る。

仲介役が必要

仲介役として、winwinという関係になるのが士業関係者かもしれない。

・新しい仕事を創出しないといけない

これから士業の仕事は簡単にITに置き換わるのは予想される。税理士、社労士、司法書士などもこれから衰退していくと思う。三条市の士業の仕事をしている人は、企業数が減っていくのでなおさら仕事が減ってきている。新しい仕事を見つけないといけない。

・仲介役に適している

町工場の人間のソフト面を担っていたのが士業の方たちである。町工場の人がわからねぇと丸投げにした仕事をうまくコントロールしながらこなしていた。すでに信頼関係も構築されている。また、工場の人間ほど頭の固い人間とのコミュニケーションに対して苦手意識は少ない。

士業関係の人はこれから新しい仕事を構築しないといけない。すでに町の工場と信頼関係を築いており、ソフト面に対して苦手意識のない士業関係の人が三条市立大学と町工場をつなげる仲介役に適していると思う。

まとめ

三条市の工場はハードに強いがソフトが苦手である。

ソフト面に強い三条市立大学とものを作っていってほしい。そのための社会インフラが必要で士業関係の人にはニーズがあるかもしれない。

ワクワクするようなと言えばありきたりであるが、モチベーションのない仕事はスカスカな仕事になる。

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