三条市の農業は衰退中

三条市は農業に力を入れているので、三条市のホームページにある農業センサスを眺めてみた。

農林業センサス|三条市
 農林業センサスは、我が国の農林業の生産構造や就業構造、農山村地域における土地資源など農林業・農山村の基本構造の実態とその変化を明らかにし、 農林業施策の企画・立案・推進のための基礎資料となる統計を作成し、提供することを目的に、5年ごとに行う調査です。

漠然と農業人口は減少しているなと思ってはいたけれど激減しているんだなぁ。

農業人口の推移

2020年と2010年の各地区の農業人口の推移を調べてみた。十年で40%近く減少している。下田地区が特に減少している。跡取り問題や高齢化がすすんでいるからかな?大崎地区は住宅地の需要が高くなっているのか、田圃をつぶして家を建ててる気がする。

栄地区は市内でも農業が活発なイメージがある。市内では減少幅が小さい。

旧三条市の人口は75,000人、旧栄町10,000人、旧下田8,300人と考えると、下田が一番農業人口の割合がおおきくて、次いで栄、旧三条市とつながる。

各年代の男性の人口推移

男性の農業人口の推移です。

2020年、2010年、各年代の増減表です。

農業を盛り立てようと思って新規で就農する方が多い。20代が10年たっても増えているのは危機感を持ったり盛り立てようという人が多いからかな。でも、結婚したり子供出来たりするとビジネスとして物足りないから退職をしている。30代以降は減少が加速している。60代で更に減っているのは農業収入が少ないなか、国民年金だけど入ってくるから離農が進むのかなと考察してみる。

栄と下田の減少に対して旧三条市は減少幅が大きい。やはり農業するための地盤が小さいのだろうか。

大島が変化が小さい。なんでだろうか?

・新規で就農する人が少なくなっている。

・10年後に離農している人が多い。

各年代の女性の人口推移

男性の方が勢いよく初めて、勢いよく辞めていくのかな?女性の離農者数が緩やかに感じる。大島地区が相変わらず減少が小さい。

経営耕地を持っている農家

農業センサスは用語を知らないから見方が難しい。農地を借りずに農業をしている人のデータかな?農業している人の総数だと思ったら農家の総数が明らかに違った。

栄地区の農業が人口減少しているのに耕作地が増えている。たまたま記事を見つけたけど、日本酒用のコメを作っているからだそうだ。

農業をしている人の成功談を聞くと「どこに売るか決まったいるから、それに合わせて作る。災害とかに合うが、そうなって収めることが出来なくなると信用を失うので、予め対処できるところは対処して準備する。」って話を聞く。売り先が決まっていると強いのかも。

全体的に農業人口が地獄のように減っているのに面積の減少幅が小さい。機械の効率化のおかげではない。機械換えない人が多いから。

大島地区は男性も女性も減少が緩やかで特殊に感じたが、果樹園が多く面積も増えている。

畑の面積が増えているのは、田圃の休ませているところで稲以外の作物を育てているからかな?田圃の面積と畑の面積は相関関係がありそう。昔よりも農家の人の仕事がきつくなっていたりしないかな?このままだと10年後はさらに半分くらいになってんじゃないか?

まとめ

旧栄町が、農業のバトンを渡せている気がする。田圃が増えていたし日本酒向けなど新しい需要を創出しているのと、農業に対して若手の活動も強いのかも。「農業クルー」という人たちの活動は聞いたことあったけど三条市というのは知らなかった。情報感度が低いっすね。

農業人口が4,000人減っているなら4,000人受け入れる体制がある。もしくは機械を使えれば少人数で高効率の収穫もできる。

農業人口を増やすなら毎年400人とか増やさないと減少に追いつかないのか?

下田の減少率がえぐかった。あと十年には半分くらいになるのかも。やっぱり兼業農家を増やすか、確かハードル高いけど法人として金をぶっこんで設備投資して高効率で作物を作って、日本酒やワインなど加工。豆乳とかも加工。芋も加工。クラフトビールのための個人向けに麦を作ったりなどなど販売先を見つけてそれに対処するために作物をものづくりするのがいいのではないか?

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