日本酒購入のため与板の地酒専門店カネセ商店へいく。合名会社渡辺酒造店の根知男山 純米吟醸を見付けたので購入。地元の風土を大事にしたテロワールな日本酒?とのこと。テロワールの使い方がまだよくわかっていませんが、フランスで地域というようなワイン用語で、地元の風土や気候文化などの地域性、この場合は地元で作られた米や地域の水というようなものを指すようです。
酒の味とともに地域性を大事にしたというストーリーも味わいたいと思い購入しました。
スペック
純米吟醸
原料米 五百万石、越淡麗
アルコール度 15%
日本酒度 非公開
アミノ酸度 非公開
立ち香はほんのりと穏やかな吟醸香、柔らかなうまみと甘味が主体とした滑らかな味わいで程よい酸味が全体をバランスよく引き締める。後味は綺麗にキレていく。
感想
テロワールという概念が馴染みがなくて未だに落とし込めていないが、ワインを語る人がどこどこ地方は乾燥していて気候がどんなブドウを作るから、こんなワインが作れるんだ!というイメージ。
それを踏まえて、味を語るとしたら、
米は
- 根知谷がある新潟県は、日本でも有数の米どころである。使われる新潟県糸魚川市の「五百万石」、「越淡麗」は米作りの専門家が作っていいる酒米。
- 新潟県糸魚川市の根知谷は特殊な立地。根知川に沿って東西に拓けていて、日照時間が他とは違う。また、寒暖差の激しい地域から米の心白が他とは違って大きいのかもしれない。これは想像です。
水は
- 根知谷の清らかな雪解け水である。
これらの要素は日本酒の味に大きく影響を与えている。寒暖差が激しい地域で作られている米は心白が大きく溶けやすく酒造りに適している。また、穏やかな味わいが特徴な根知男山ですが、その特徴は根知谷の雪解け水も影響を与えているかもしれません。硬度が低い水で作られた日本酒は穏やかな味わいになると聞いたことがあります。
こんな感じでテロワールという考えで酒の味を語るのも面白そうですね。
ごちゃごちゃしたが、実際に飲んだ感想です。
香りは、和梨のような爽やかな吟醸香で純米酒だからか米の穏やかな香りもありました。またうまみも強く感じて、スペック通りのキレの良さも感じました。
結局、語彙力の少なさからおいしかったというシンプルな感想です。
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