中小零細への幹部人材マッチングサービス効果が薄い

三条市の製造業に対して幹部候補人材マッチングサービスは効果が薄い。

三条市の製造業で幹部候補マッチングサービスアは費用が高く、求めている企業も一部に限られるからだ。

数年前から中小企業の人材派遣業務が増えてきた。背景には中小企業は後継者候補を育てていないから廃業に追い込まれる。幹部候補を派遣すれば問題を解決するらしい。

個人的には後継者候補を育てる気が無いから事業後継問題は進まないと思う。なぜ三条市の経営者が後継者を育てないのか、三条市の製造業で人材マッチングサービスを利用する企業の少ない理由を考える。

なぜ事業承継がうまくいかないのか?

三条市の製造業において事業後継者を育成できている企業は少数である。

なぜなら、後継者を育てる気持ちがほとんどないからだ。自分の代で事業を閉めるなんて話も珍しくない。

従業員に対する給与も新潟県の平均より少ない。資金繰りも大変で新しいことをするにも資本がない。自信をもって儲かっていると言えないため、後継者へバトンを渡せない。

事業に未来を感じていないので事業承継の問題が進まないという感想です。事業の未来像が描けない、活気もない企業に人は集まり難いのでやる気のある人材が入ってくる可能性は低い。幹部候補向けの人材マッチングサービスは浸透しない。

幹部候補向けの人材マッチングサービスは浸透しない理由

三条市の製造業において幹部候補向けの人材マッチングサービスは浸透しない。

・幹部候補向けの人材に十分な給与の提示が出来ない。

・中小企業には手数料が大きい。

幹部候補の人間を雇用するには十分な給与提示をしないといけない。

そんな求人に応募する人材は、少なくても400万~500万の給与でないと応募してこない。

そんな金額は下手すると経営者よりも大きな金額である。また、既存の従業員の2倍とかにもなるので、他の従業員との間で軋轢を生むのは目に見えている。

それでも求人をするとしたら、次に問題になるのは手数料の問題である。

提示年収の20%から30%の金額が手数料として払わないといけない。100万近い金額である。求人で100万円払うのは理屈ではわかっていても難しい。資金繰りも余裕がないので優先順位は低い。

提示する給与は大きくなるし、そもそも手数料が大きいことから人材マッチングサービスを利用するのは難しい。企業価値を高めていないのに幹部候補の求人をするのは順序が違う。

人材マッチングサービスを使う前にすること

人材マッチングサービスを使う前に従業員に対して十分な給与を払えるように経営することが必要である。

三条市の製造業に勤めている従業員は新潟県の平均給与よりも低い給与で働いている人が多い。

一人暮らしをするには厳しい給与であり、出会いの場に行くのにも財布が寂しい。車を買うために借金することすら不安で家族からお金を借りる。

なかなか将来に不安を抱える給与であり、転職を考えた方が賢いかもしれない。

三条市の製造業は、従業員に十分な生活が出来るくらいの給与を支払えるように経営改善していかないとつなぎとめることは出来ないし、新しい人を雇うことが出来ないという感想です。

まとめ

最近いろんな収入源を模索しているため、三条市の企業にも人材マッチングサービスを始める企業が増えている。

でも、後継者問題はマッチングサービスを利用したことで解決する問題ではない。それ以前に従業員が満足する仕組みが作れていない企業が多いかもしれない。

従業員が満足する企業でなければ、人を集めることが出来ない。幹部候補に来てもらえても多分長続きしない。

長く仕事を続けるには足元を見直すことから始めたほうがいいかもしれない。

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