昔ながらの手法で「酛(酒母)」を作る酒造であり、喉越しの爽やかな旨み豊かな酒を作っているそうです。
昔ながらの手法「生酛系」で作る日本酒
日本酒作りの中で特に重要な項目を「一麹、二酛、三仕込み」。朝妻酒造は「酛(酒母)」作りが特別です。
「酛」は、大量の酵母を増殖させたものです。大量の米をスムーズに発酵させることで、日本酒のアルコール分は作られます。
「酛」の生成方法は2種類あります。「酛」作る際に余計な菌が発生することを防ぐために乳酸が必要になります。乳酸を添加するものが「速醸系」、自然の力で乳酸菌を発生させるものが「生酛系」といいます。
速醸系は、早く安定した「酛」が作られます。ほとんどの蔵がこちらの手法を取り入れています。
それに対して朝妻酒造では管理が難しく手間がかかる「生酛系」を取り入れています。
朝妻酒造のお酒の特徴
朝妻酒造のお酒の特徴は爽やかで旨味豊かな日本酒です。
生酛系酒母の日本酒の特徴はゆっくりと乳酸菌を生成するので複雑で力強い味わいになると言われている。生酛造りは、期間が長く微生物がたくさん介在するので、それらが酸味や旨みとなり、バリエーション豊かな酒質になります。
杜氏の方が生酛にこだわるのは、喉越しの爽やかな旨み豊かな酒になるとのこと。
淡麗でさっぱりしてコクがある日本酒を飲みたいときはおススメかもしれない。
朝妻酒造のお酒
- 雪の幻 大吟醸 カップ 大吟醸酒としての香りとコクを兼ね備えた大吟醸酒。手軽に飲めるカップタイプのお酒です。
- 越乃風雪 純米吟醸 淡麗辛口でコクがある。冷酒、燗酒、氷を浮かべて等、様々な飲み方に対応できる。
- 雪の幻 山廃純米(雪) 淡麗辛口でコクがある。吟醸酒としての香り、純米酒の米の旨みとコクを兼ね備えた清酒です
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