三条市の製造業は三条市の総生産額の要になっている。
なぜなら三条市では製造業が大部分を占めている。製造業総生産額の変動は三条市の総生産額の変化に大きく影響を与える。
製造業の変動要因がわかれば三条市の総生産額を増やす方法がわかるかもしれない。
三条市の製造業の変化について調べてみる。
三条市のGDPについて
まず三条市のGDPについて確認する。
三条市のGDPは大きな変化がないが若干の減少傾向になっているように見える。
前提として経済は成長するものである。そのため多少でも減少傾向であることは問題を抱えているように思える。
問題を見つけるために構成についてさらに深堀してみたい。
三条市の製造業について
製造業は三条市のGDPの多くを占めている。
構成比の推移を見てみると平均して三割近い。10年以上の推移を確認してるわけではないが最近の変化は減少傾向であると考えられる。
三条市のGDPは若干の減少傾向であるのに対して、製造業は大きく変化している。他の業種が成長している一方で、製造業が足を引っ張っている形になっていると考えられる。
ここ10年の製造業の変化を確認してみる。
・事業所は減少傾向。平成23年と平成27年、平成28年は違う方法でデータを取得しているそうなので外れ値として除外すると順調に減少している。
・事業所は減っているが従業員は増加傾向である。
・令和1年は減っているものの総出荷額、付加価値額は増えている。令和1年はコロナとか外的要因が働いているのかもしれません。
以上のことをまとめると、三条市の製造業の特徴は、事業所の数は減少傾向であり、高齢化や事業承継者がいないことが原因と思われます。
しかし減少している事業所に対して、三条全体の総出荷額と従業員数が増加している事から、大きな企業の成長が三条市の成長を支えていると考えまれます。
事業所などのデータは三条市から引用しました。
三条市ポケットデータ
https://www.city.sanjo.niigata.jp/soshiki/somubu/zaimuka/toukeikeiyaku/kakusyutoukeityousa_1/4725.html
まとめ
三条市の総生産額は横ばいではあるものの、若干の減少傾向です。構成比が三割を占めている製造業は事業所数の減少であり、大きな企業が数社で三条市の経済を支えている状況です。
事業所を増やす算段をしたり、大企業にもっと頑張ってもらったりして現状を打破する必要があります。
今後は三条市の製造業を支えている会社を調べてみたい。
新潟県の売り上げトップ100企業から、三条市の上場している製造業を抽出し、財務状況を確認したいと思います。
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