三条市の投票率が低いことが話題に上がることがある。
最近市議会の一般質問で「投票率の低さ」について質問があった。
なんで投票率が低くなっているのか、どうすれば投票率が上がるのか考察してみる。
市議会選挙の推移
有権者の人数
2006年 86,188人→ 2010年 85,255人→ 2014年 不明
→ 2018年 不明→ 2022年 80,061人
投票率推移
2006年 71.34%→ 2010年 67.5%→ 2014年 57.82%
→ 2018年 54.21% → 2022年 47.49%
投票数
2006年 60,795→ 2010年 56,872→ 2014年 47,645
→ 2018年 44,596→ 2022年 37,421
三条市の有権者の人数は少なくなっているし、今年から成人年齢は引き下げられた投票率は低くなっている。僕の見ているデータで2022年の有権者数が掲載されていたが成人年齢を引き下げたことを加味した割には低い数値なので計上ミスの可能性はあるけれど人数は減っている。
分析
・有権者の人数は市外へ人が出て行っているので減少傾向。
・投票率は高齢者が亡くなって少なくなっているのに対して、若者が投票に行かないため投票率が少ない。また、成人年齢引き下げても18歳~20歳の若者は住所を変更しないで県外へ行ってしまう人もいるので、三条にいない人も多いのではないでしょうか。
・投票数に関しては、2022年に成人年齢が引き下げられたにも関わらず大幅に減少。コロナの影響もあるのか投票数が伸びることがなかった。
得票率に注目する。9%~2%の得票率になっている。所属している団体やコミュニティーの強さや現職であるなどで得票率が変化しているのかと思う。思ったよりも誰かに集中しているといったものがなかった。
市民の行動
得票率の分布をみると際立って多いとか少ないといったものがあまりなかった。
60代以上の人は市議会に対して話題を上げることが多い。誰誰とあって挨拶していたとか町の噂を見聞きして話している。
20代や30代が市議会の議員について会話をする機会がほとんどない。得票率の分布で外れ値がないのは際立って行動している人がいないせいなのかもしれない。
最近はSNSなどで情報収集をする。市議会に参加する人はSNSで情報発信をしている人が少ないのかもしれない。高齢者は口コミで情報収集をするし、昔から議員とかの話題に対して慣れている。
高齢者が情弱というが、市議会の話題はネットに不慣れな高齢者がメインになっている。市議会選挙は逆に若い人間が情報を収集しづらいし興味のない話題だから、若手のほうが情弱なテーマな気がする。
若者の情報収集の導線をイメージしないと意向は伝わらない。市政だよりのような回覧板で見るようなものを、ホームページでPDFではって掲載しても見る人はほとんどいないんだろうな。
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